調査報告と統計教育における推定提示の現状とその促進方策 -中心極限定理実習及び各種推定用scriptの作成を通して-
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概要
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まず、世論調査などの報告例に基づいて、標準誤差を含む標本誤差が明示されない国内の現状が指摘された。続いて、統計書の記述内容の例示を踏まえ、その「情報の豊富さ」や「必須性」にも拘らず、特に入門教育において"推定"が軽視されがちな現状が指摘された。以上の2問題について、報告内容の補完のための算出手段、並びに教育支援のための教材の作成と提示が目的として掲げられ、JavaScriptを用いた母平均、母比、母相関の信頼区間算出用script並びに「中心極限定理」実習用scriptなどが作成・提示された。各種toolのblack box的利用の回避の必要性などを指摘した上で、scriptの活用による調査結果の適切な理解と報告、並びに統計教育の一層の充実を期待して本資料の結びとした。
- 2011-03-04
著者
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