英語科指導の有意味化方略に関する研究-「言語や文化の理解」と比較・説明オーガナイザーに注目して-
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概要
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まず、「高等学校教育課程実施状況調査」(国立教育政策研究所,2005)の結果に基づいて、学習指導要領に「外国語」の第1目標として中・高共通して挙げられている「言語や文化に対する理解」の達成状況に関する危惧を指摘した。 次に、同目標の達成における「言語や文化間の相違点と共通点の包括的・統合的理解」の重要性、及びその方法として比較・説明オーガナイザーに期待できる有効性を指摘した。 続いて、本学教職課程受講生用のMailing GroupとBBSの記録、各授業科目用教材などを展望し、「オーガナイザーの適用例」と考えられる事例・資料などを「複数形・三単現のs」、「否定疑問文への答え方」、「There構文と修辞的強調」、「使役・感覚動詞+原形不定詞」、「仮定法」などについて収集・整理し、再提示した。並行して、「オーガナイザー」としての有効性が期待できる「原則命題」の具体例の抽出と提示を試みた。 教材化の推進、中高生対象の実証、網羅性の確保などの課題を指摘して本論文の結びとした。
- 2008-03-07
著者
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