二次分析機能を備えたonline data archiveの利点とその要件に関する検討 : 簡易data archiveを実現するtool作成の試み
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概要
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まず、近年増加しつつある調査結果などのweb上での公開の現状の一端とその限界・制約が紹介され、続いて機関としてのdata archiveの諸機能、特に二次分析機能のinternet上での実現による諸利点及びその実現可能性の検討と作成支援toolの試作という本論文の目的が指摘された。既存の大規模な学術的online data archiveの紹介と検討を踏まえて、本研究が実現を目指すdata archive及びその作成支援toolの要件が指摘され、それらを満たすべく試みられたJavaScriptによる支援tool (SPDA: data archiveをbrowser上に提示し二次分析を行うtool、並びにcsv2ary:汎用data書式であるcsvをJavaScriptの2次元配列に変換するtool)の作成過程が報告された。SPDAを用いて筆者が行ったdata archive公開の実例を提示・紹介するとともに、このような試みの意義と今後の課題について述べて本論文の結びとした。
- 2006-03-20
著者
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