教育実践を支援する基礎的統計処理toolの必要性並びに現状とその1例としてのQPDの過去・現在・未来
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概要
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Iでは、中学校段階における「総合学習」と「数学」との内容の齟齬、並びに本学の「学生による授業評価」の内容の検討を踏まえて、教育実践を支援する適切な基礎的統計処理toolの必要性が指摘された。IIでは、まず市販の統計処理package・表計算ソフト・net toolについて、その現状と課題が展望され、価格の高さ、機能の複雑さ、固有知識の要求、手順の煩雑さ、必要な機能の不足などの問題点が指摘された。次に、Free JSTAT for Windows、CAS、QPDの3つのfreeware統計処理packageについて、属性と特長、機能と操作性などの検討、及び制約・課題などの指摘が行われた。IIIでは、前節で検討されたQPDについて、その開発の経緯を展望するとともに、開発方針、data書式、algorithm、起動方法などといった同toolの理解と活用に有益な情報・留意点などを紹介・解説してその評価と利用を促すとともに、改善・発展の方向性についても指摘を行った。
- 2005-03-22
著者
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