ダイズわい化病抵抗性の異なるだいず姉妹系統のRAPD分析
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概要
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だいずのわいか病は1950年代に道南地方で発生し、その後全道及び東北地方に発生が拡大し、現在では北海道におけるだいず生産上最も重大な病害となっている。玉田ら(1969)は本病がジャガイモヒゲナガアブラムシで媒介されるウイルス病であることを明らかにし、ダイズわい化病と命名した。中央農試では1971年よりわい化病抵抗性育種を開始し、「ツルコガネ」、「ツルムスメ」の圃場抵抗性品種を育成しているが真性抵抗性の遺伝資源は得られていない。我々はダイズわい化病抵抗性に関与する遺伝子の解析を目的に、抵抗性の異なる姉妹系統間のRAPD分析を開始したので現在までの結果を報告する。
- 日本作物学会の論文
著者
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紙谷 元一
道立中央農試
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木口 忠彦
北海道グリーンバイオ研究所
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紙谷 元一
中央農試
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木口 忠彦
中央農試
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高宮 泰宏
北海道立植物遺伝資源センター
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高宮 泰宏
中央農試
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高宮 泰宏
道総研十勝農試
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