雪-空気直接熱交換による空気の冷却

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概要

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本研究では,雪の塊に鉛直な孔を開け,この孔を通し温風を流し,雪の表面において空気を直接冷却する方法について,入口温風がどの程度冷却されるかを,雪の形状変化とともに実験的に調べた.実験においては,実用規模に近い寸法の装置を用い,また,実験の条件としては,居室などの冷房を想定し,雪の初期の高さ,入口温度,空気流量をパラメータとして選び,実験を行った.この結果,以下のことが明らかとなった.雪の残存量の減少に従い,孔の直径は直線的に増大するとともに,雪の高さは直線的に減少していく.雪の初期高さが高いほど,人口流量が少ないほど,また,入口空気温度が低いほど,出口の空気温度は低くなる.さらに,温度の実験値から各パラメータと出口温度との関係式を導いた.
社団法人空気調和・衛生工学会の論文
1998-10-25

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