被災社会が有するメディアの機能的検討(リベラルアーツと社会経済システム論:-知の海図を与え世界を語る基礎的用語としてのシステム概念の検討-)
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概要
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This paper examines how the past experience of the disaster recovery remains in present society and influences present people's mind. We propose an alternative analysis that describes restorative lore of the experience of the disaster as a social function theoretically based on Social System Theory proposed by Niklas Luhmann, focusing on the only case the Great Hanshin-Awaji Earthquake occurred at January 17, 1995. This leads on to three fractionated cases: 1) a nonprofit organization community, "HANDS" consists of bereaved families, 2) the community of storytellers narrating their personal experience to people in the memorial museum "the Great Hanshin-Awaji Earthquake Disaster Reduction and Human Renovation Institution", and 3) the community radio, "FMYY" organized as a tool of providing information the sufferers want to need to survive. These case studies show three different communities beginning with the Great Hanshin-Awaji Earthquake and keeping each ongoing activity have mutual function to hand down memory about the disaster to the coming generation in conclusion. In particular, functions are specified as five as follows: the communication to share and bequeath what the Great Hanshin-Awaji Earthquake is, the communication about an earthquake, the communication about promoting policies about prevention of disasters, the communication of building a relationship and healing over distress in psychic system. This indicates that practical communities born of specific experience play an important role of shifting personal experience to the shared memory.
- 2009-10-17
著者
-
井庭 崇
慶應義塾大学総合政策学部
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井庭 崇
慶應義塾大学
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国友 美千留
慶應義塾大学SFC研究所
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井庭 崇
慶應義塾大学環境情報学部:慶應義塾大学政策・メディア研究科
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井庭 崇
慶應義塾大学総合政策学部政策・メディア研究科
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