XML情報検索における利得と閲覧コストに基づく検索結果の取得と評価
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概要
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XML 情報検索システムはXML 文書中の要素を検索単位に用い,問合せに対して関連する要素を特定する.我々は,システムが要素を取得して利用者に提示することで,利用者はその要素を閲覧するコストを支払い,問合せに関連する情報を利得として取得すると考えた.閲覧コストを導入することで検索結果の量を制御し,XML 情報検索で問題となる検索結果中の入れ子を適切に扱う.利用者は支払ってもよい閲覧コストの合計量を指定し,それに対してシステムは柔軟に入れ子しない要素集合を取得する.我々はこの指定された閲覧コストの中で利得を最大にする問題を定式化した.この問題はNP 困難でるため,貪欲解法を考え,さらにその理論的な上界値を求めた.上界値を利用することでシステムの絶対評価が可能となる.我々はINEX テストコレクションを利用してシステムを実装し,上界値の精度を確認した.
- 2008-06-26
著者
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吉川 正俊
京都大学情報学研究科
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吉川 正俊
京都大学大学院情報学研究科
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清水 敏之
京都大学大学院情報学研究科
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清水 敏之
京都大学情報学研究科
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吉川 正俊
京都大学
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吉川 正俊
京都大学情報学研究科社会情報学専攻
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Yoshikawa Masatoshi
Information Technology Center Nagoya University
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