遺伝子多型がシーンカテゴリ認識パフォーマンスに与える影響(テーマ発表,顔・人物・ジェスチャの認識・理解)
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概要
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我々は、「山」や「道」のシーン画像を見せられたとき、それが自然画像・人工的画像と認識できる。これまでのシーン認識に関する研究では、課題成績にみられる個人差を誤差としてみなされてきた。そこで本研究は、シーンカテゴリ認識の成績と個人差の要因のひとつである遺伝子多型(CHRNA4)の関連性について検討した。シーン認識課題で協力者は、瞬間呈示される画像が自然画像か人工的画像かをできるだけ早く正確に答えた。口腔細胞から採取された遺伝子(CHRNA4)はCC/CT/TTに分類された。実験の結果、Tアレルが多い多型ほど(TT/CT>CC)、自然画像を識別するときの正答率が高かった。従って、この結果は、CHRNA4がシーンカテゴリ認識課題成績の個人差の一部分を反映していたと考えられる。
- 2010-06-17
著者
-
齋木 潤
京都大学
-
齋木 潤
京都大学大学院
-
齋木 潤
京都大学大学院人間・環境学研究科
-
松永 哲郎
京都大学大学院農学研究科食の未来戦略講座(味の素寄附講座)
-
菊野 雄一郎
京都大学大学院人間・環境学研究科
-
齋木 潤
科学技術振興機構
-
松永 哲郎
京都大学大学院 農学研究科 食の未来戦略講座(味の素寄附講座)
-
齋本 潤
京都大学大学院人間・環境学研究科
-
菊野 雄一郎
京都大学
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