学生の学び合いによるフレームの明確化 : 協働学習的アクション・リサーチの教育実習に向けて
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概要
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We are concerned with collaborative learning action research. The term "action research" is defined as the research in which the practitioner interprets his/her own practice not objectively but subjectively, and in the course of which he/she reflects on his/her way of thinking. Here, I deal with a kind of action research that is referred to as "frame analysis." I define "frame" as an individual's base of behavior, which is decided by one's life story. The purpose of this paper is to examine which collaborative learning action research can be applied to practice teaching. To put it concretely, this study aims to explain how a student teacher's frame may be clarified, and looks to suggest new points of view on the process of practice teaching. Firstly, I discussed the characteristics of collaborative learning action research through an analysis of previous research in this area. Secondly, I carried out action research and analyzed the process of how student teachers clarify their own frames. Finally, as the result of the research, both student teachers who participated in this study were able to clarify their own frames and could look forward to growing and becoming able teachers in their own right. However, there remains the question of whether student teachers are capable of altering their frames. We need a couple of years to answer that question conclusively, once we have information on the state of their growth and progress. We may, therefore, reasonably conclude that collaborative learning action research is effective for practice teaching.
- 2010-03-31
著者
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