母親による子どもの心の理解
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概要
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本研究の目的は,母親の心の理論にどのような個人差があるのかを検討すること,さらに子どもの心の読み取りの得意な母親と苦手な母親の心の読みの差は,どのような違いが見られるのかを検討することであった。その結果,子どもの心を推測することが苦手な母親は,子どもの目や表情から気持ちを推測する傾向が強いことが示された。しかし,それ以外の目・鼻・口・耳・腕・脚など他の身体部位について注意を向けることが少ないことが明らかとなった。これらの結果は,母親の心の理論の個人差は,子どもの身体部位の変化の読み取りが重要であることを示唆している。
- 2010-01-31
著者
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