自己評価から見る小学生と留学生の異文化間交流活動
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は、2007年度に行われた本学留学生と桑原小学校6年生の交流活動において、この活動がそれぞれの設定した目的を達成できる意味のある活動か、また、このような活動でつきあたる「壁」というのはどのようなものなのかを明らかにすることを試みたものである。「交流活動について、小学生・留学生はそれぞれどのような点を、どう評価しているのか。」という点に注目し、それぞれの参加者からのアンケート等を分析の手がかりとした。実施された交流活動は、小学生・留学生ともにそれぞれが設定した目標を達成しつつ、それ以上の効果を生んだ意味のある活動だったといえる。一方、問題となるのは、コミュニケーションの壁であることがわかった。これは、留学生の日本語力の問題だけでなく、大学生と小学生との交流という世代差も大きな影響を及ぼしていると考えられる。
著者
関連論文
- 学生は「日本教育実習」から何を学んだか
- 「カレッジ・スタディーズ」開講の意義と今後の課題
- 自己評価から見る小学生と留学生の異文化間交流活動
- 文化とコミュニケーションに関する研究 (共同研究報告)
- 小学生との交流授業を通したプロジェクトワークの試み : 留学生の口頭発表能力向上を目指して
- 授業科目としての就職教育の効果に関する研究
- 愛媛県内における古文書調査と角筆文献発掘調査
- 留学生支援としての入学前日本語・日本文化集中講座の実施報告と今後の可能性 (開学10周年記念号)
- Kakuhitsu Stylus Studies : New Research for the 21st Century (Tenth Anniversary Issue)
- 大韓民国における角筆文献発掘調査報告 (研究ノート)
- 松山東雲女子大学「職業論特講」の開講とその意義 : 教育過程における就職支援の試み (研究ノート)
- 東北地方における標準語教育のあり方--山形県の事例報告 (共同研究報告 文化とコミュニケーションに関する研究)
- 「日本語教育実習」の現状と課題 (研究ノート)
- 奄美諸島における昭和期の「標準語教育」 : 方言禁止から方言尊重へ
- 奄美大島における大正・昭和期の共通語教育の実態 (研究ノート)
- 日本語教師養成プログラムの現状と課題 (研究ノート)
- 奄美大島本島における共通語教育の実態 (研究ノート)
- 「日本語教師養成プログラム」に関する基礎調査報告 (研究ノート)
- 言語とコミュニケーションに関する基礎的研究
- 平安時代の解文における裁許要請文語の副詞語彙と動詞語彙
- 愛媛県松山地方における方言語彙 : 「松山地域の方言綴」を資料として
- 平安時代の解文に見られる裁許要請文言の類型について