平安時代の解文における裁許要請文語の副詞語彙と動詞語彙
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概要
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本稿は平安時代の解文の裁許要請文言に見られる副詞語彙と動詞語彙についてその類型を探らんとしたものである。 自己の不利益を上級機関に訴えて裁許を要請する解文には、その文章の最後に、「早く裁許をしていただきたい。」あるいは「早く裁許を下していただければ、〜するつもりである。」といった「裁許要請文言」が記される。この裁許要請文言には、その形式に類型的なものが認められる。今回は、そこに使用された語彙(副詞・動詞)に着目し、その使用語彙にも類型が認められることを確認した。
- 松山東雲女子大学・松山東雲短期大学の論文
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