小学生との交流授業を通したプロジェクトワークの試み : 留学生の口頭発表能力向上を目指して
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概要
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松山東雲女子大学では、2003年から地域の小学生との交流の場を生かして、大学における留学生のための日本語教育と地域との交流を行っている。本稿では、2006年前期の日本語教育の授業において行った小学校でのプロジェクトワークの実践報告を中心に、小学生との交流状況とその成果をまとめて報告する。この試みは、これまで行ってきた地域社会との「交流」の場を、留学生の「日本語能力の向上」の場として考えたもので、授業の中で口頭発表能力向上のためのプロジェクトワークを行った。また、子供対象の日本語表現と成人対象の日本語表現の違いを実際に体験し、日本語のスピーチスタイルの違いを実感させた。プロジェクトワークでは「口頭発表に慣れる」、「聴衆を意識して発表する」「自信を持って発表する」という3つの目標を挙げ、それを達成することにより、口頭発表能力向上を目指した。
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