熱学分野の環境教育的な教材化の試み : 熱学第2則の指導を通して
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概要
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理科における環境教育教材は生物・化学・地学に多く,物理では教材・実践事例共に少ない。しかし,物理で行う環境教育では,物理法則(熱学第1則,第2則)の理解から自然環境についての統一的認識へと広げる独自な実践が可能である。熱の移動や仕事への転化という日常の生活経験を一般化・普遍化して立ち上げた法則として,熱学第2則(エントロピー増大則)を環境問題と関連させて理解させる実践では,熱機関の最大熱効率について学習者の関心を引き出し深めることができた。
- 2000-06-15
著者
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