室内パース画像を視た際の注視傾向

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概要

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本稿では、CGで製作された室内パース画像の表現方法や構成要素の違いが我々の注視傾向にどのような影響を及ぼすのかを分析・考察した。その結果は、以下のようにまとめられた。1)画像の印象の違いが、視線軌跡・注視点の分布範囲に影響を及ぼすことが示唆された。具体的には、「活気のない」、「魅力のない」、「つまらない」等、どちらかと言えば負の印象を与える画像はそれが狭くなる傾向があった。2)線画像とレンダリング画像の注視傾向は類似し、画像中に存在する小物類(細部)を注視する傾向があることを確認した。また、明暗や視認性が注視傾向に影響を及ぼすことが示唆された。3)対象が多く描かれ、それが広範囲に配置されている画像は、視線軌跡・注視点の分布範囲が広まった。つまり、注視傾向は、画像内の情報量及びしれらが配置された範囲に影響を受けることが示唆された。
2010-01-20

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