全方向視差CGHにおけるBabinetの原理と部分光波伝搬を用いた隠面消去法(立体映像及びホログラフィ)
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概要
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CGHにおいて自然な再生像を得るためには隠面消去や光波遮蔽が不可欠である.しかしCGHの数値合成によく用いられる点光源法のような光線光学的手法では,全方向視差で光波遮蔽を行うことが難しい.一方,波動光学的手法を用いれば全方向視差でも比較的容易に隠面消去が行える.しかし,従来の波動光学的手法では遮蔽の回数だけ全光波の伝搬計算が必要であり,分割計算が必要な大規模なCGHでは非常に長い計算時間が必要であった.そこで本研究では,シフトフレネル回折計算法を用いて部分光波伝搬計算を行い,Babinetの原理に基づいて,物体が存在する部分のみの部分光波をシルエット法により遮蔽する高速な隠面消去法を提案する.
- 社団法人映像情報メディア学会の論文
- 2009-09-04
著者
-
松島 恭治
関西大学システム理工学部機械工学科
-
中原 住雄
関西大学システム理工学部機械工学科
-
松島 恭治
関西大学システム理工学部電気電子情報工学科
-
中村 将樹
関西大学システム理工学部電気電子情報工学科
-
中原 住雄
関西大学システム理工
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