8. 糸状菌のプロトプラストの凍結保存法(昭和60年度第31回凍結及び乾燥研究会研究報告,故根井外喜男先生追悼号)
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概要
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Rhizoctonia solani菌のプロトプラストを供試し,液体窒素に直接浸漬する一段階凍結とプログラムフリーザーを用いて-60℃まで予備凍結後,液体窒素に浸漬する二段階凍結を行った.冷凍プロトプラストは40℃の温水で融解した.一段階凍結ではプロトプラストの凍害防止効果は全く認められなかったが,二段階凍結後のプロトプラストの再生率は0.6M sucroseに5%polyethylene glycol (PEG)あるいはethylene glycol (EG)を組合せた凍害防止剤を用いた時良好であった.また,5%dimethyl sulfoxide (DMSO)にそれぞれ0.6M sucrose, mannose, lactoseを組み合せた凍害防止剤でも85〜95%のプロトプラストが再生した.本法によって,糸状菌のプロトプラストは二段階凍結法によって長期保存が可能であると示唆された.
- 低温生物工学会の論文
- 1985-09-30
著者
-
羽柴 輝良
農環研
-
鈴井 孝仁
農環研
-
鈴井 孝仁
生研機構
-
鈴井 孝仁
農林水産省農業生物資源研究所
-
羽柴 輝良
農林水産省農業技術研究所
-
手塚 保行
北興化学工業株式会社
-
手塚 保行
筑波大
-
手塚 保行
北興化学工業(株)
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