脊髄損傷者等に対する座圧簡易モニターの開発(平成18・19年度助成研究報告書)

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概要

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外傷性脊髄損傷または脊髄疾患による車いす使用者で空気調節式クッションを使用している者を対象に使用状況について調査した。さらに,座圧簡易モニターを試作し感圧部位の検討を行った。定期的に空気量を確認し調節している者はわずかであり,底づきを防ぐため空気量を多めに設定し,接触面積が狭小化する傾向にあった。調節方法は療法士から指導された者が最も多かったが,説明書を参考にして自己流で行っている者もいた。現在の空気調節方法は脊髄損傷者等にとって難易度の高い動作であり,適切に実施することは困難であると考えられた。さらに,座圧簡易モニターの試作を行い,対象者の座位姿勢の観察から感圧部位を大腿部間とした。計測手法は,座圧簡易モニターを大腿部間のクッションに押し当てるのみである。接触圧測定装置にて適切な空気量を設定し,座圧簡易モニターを用いて計測した値を設定値とした。日常の空気量調節は座圧簡易モニターの数値を参考にしながら行うことができるものとした。
2009-04-20

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