国際語としてのエスペラントの可能性(2)
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概要
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本稿では,エスペラントと英語の冠詞体系を比較することにより国際語としてのエスペラントの可能性を探った.その議論の中で,エスペラントも英語もともに,基本的に,定指示を表わす定冠詞を所有しているという点において共通していること,エスペラントで無冠詞の場合と,英語の無冠詞の場合と不定冠詞の場合が対応関係にあること,冠詞体系だけをとらえれば,エスペラントよりも英語の方が精密であることを考察した.しかし,総じてみれば,冠詞体系に関する限り,国際語の3条件を完全に満たしているという点においては,エスペラントの方が英語よりも国際語として妥当であると考えられる.
- 久留米大学の論文
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