粒子ベース流体シミュレーションの複雑な屈折を含む効率的な可視化(セッション5:可視化,高品質な映像制作のためのCG,CG教育,CG一般)
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概要
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本研究では粒子法による流体の複雑な屈折を含む効率的かつ高速な可視化手法を提案する.本手法ではボクセルベースのメタボールとレイキャスティングを用いて複雑な屈折を含む可視化を行っているが,粒子の位置情報からボクセル上にメタボールの濃度場を構築する処理は非常に負荷が大きく.ボトルネックになりうる.そこで一般的に流体シミュレーションと完全に別個のプロセスとして処理される可視化プロセスを,流体シミュレーション(Smoothed Particle Hydrodynamics)の処理内部に一部に置き,さらに流体シミュレーションのデータを一部用いることで可視化プロセスにおける無駄な処理を省き,処理コストを低減する.この提案手法を用いることで,最大3.6倍の高速化を可能すると共に,複雑な屈折を含む流体のリアルタイムでの可視化を可能とした.
- 2009-02-09
著者
-
原田 隆宏
Havok
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河口 洋一郎
東京大学大学院情報学環学際情報学府
-
安田 廉
東京大学大学院情報学環・学際情報学府
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河口 洋一郎
東京大学大学院情報学環・学際情報学府
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河口 洋一郎
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
-
河口 洋一郎
東京大学大学院 情報学環
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