粒子ベース伸縮変形体-流体連成シミュレーション
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概要
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流体と剛体/弾性体の連成シミュレーションはコンピュータグラフィックスの分野で大きな課題の1つである.本論文では,物体の大変形を容易に扱うことができる粒子ベースの計算モデルを用いた伸縮変形体-流体連成シミュレーション手法を提案する.本手法では,SPH法による流体シミュレーションとバネマスモデルによる伸縮変形体シミュレーションを連成して計算を行う.バネの距離に応じて粒子が保持する密度の閾値を変化させることにより,近傍粒子が密になるときは粒子径を小さくし,逆に疎になるときは粒子径を大きくするというような計算と同等の効果が得られ,粒子法の大きな問題点の1つである物体が膨張したときの粒子のすり抜けを起こりにくくすることができる.本手法を用いて,伸縮によって様々に密度変化する物体と流体との連成をシミュレーションすることができた.
- 2009-05-15
著者
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河口 洋一郎
東京大学大学院情報学環学際情報学府
-
平戸淳正
東京大学大学院学際情報学府
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河口 洋一郎
東京大学大学院情報学環
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河口 洋一郎
東京大学大学院 情報学環・学際情報学府
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河口 洋一郎
東京大学大学院 情報学環
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