電磁コンタクタ用AgNi接点の電極質量変化とアークエネルギー(放電・EMC/一般)
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概要
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著者らは、これまで、電磁コンタクタを用い、中電流、抵抗負荷で、AgNi接点の陰極消耗の評価法について調べてきた。その結果、アークエネルギーと陰極消耗の関係を明らかにした。本報告では、接点荷重を変えて、電極消耗とアークエネルギーをさらに詳しく調べた。すなわち、荷重を標準の0.5〜1.5倍の範囲で変え、アーク電圧と電流波形、アーク継続時間、電極質量変化を実験的に求めた。また、接触抵抗についても測定した。これらの結果より、アーク継続時間は、接点荷重が変わっても、3.5ms程度で、あまり変化がない。また、アークエネルギーを計算し、単位アークエネルギー当たりの陰極消耗量も荷重によらずほぼ一定で、その値は、以前に求めた値とほぼ一致することなどを明らかにした。
- 2009-05-15
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