大学生の留学意思決定に及ぼす要因の分析(2)-日本の大学生と中国の大学生の比較を通して-

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概要

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本研究の目的は,日本の大学生の留学に対する志向がどのような要因によって決定されるかを先に行われた中国での研究と比較しながら検討するものである。留学志向を留学希望としてとらえ従属変数とした。独立変数の規定要因は,個人特性と家庭要因からなっている。そして個人特性はキャリア要因とパーソナリティ要因である。キャリア要因はさらに学部・学科と学年,パーソナリティ要因としてはキャリア・アンカー、職業志向性,自己イメージ,給与への期待感などが得られた。また,家庭要因としては親の留学への態度,親の年収,留学先の親戚・知人の有無が選択された。対象は外国語学部,経営学部の学生が選ばれた。外国語学部はさらに中国語学科と英米学科が選ばれた。結果は,学部・学科は大きな影響力を持つことが示された。家庭要因,とりわけ親の態度,留学先の親戚・知人の有無が大きな影響を持つことが示された。研究結果は先の中国での研究結果と比較された。
2008-12-25

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