脳波のフラクタル次元解析に基づいた衣服の新規着衣感性評価方法

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概要

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衣服の着心地などヒトの複雑な心理状態を定量化するため,SD法(Semantic Different Method)などによる被験者の主観的評価を用いることが多い.しかし,その場合,個人の好みなどの主観によって結果が大きく左右されるという問題がある.この問題の解決には,客観的且つ定量的な評価方法の確立が重要である.そこで本研究では,定量的評価方法の試みとして,ヒトの脳波を測定し,感性フラクタル次元解析手法を用いて,ストループ試験中に無着衣から着衣時の着心地を感性フラクタル次元解析手法により評価した.具体的には,3種類の素材(『ソフィスタ』,『コットン』,『ポリエステル』)の衣服(デザインは全て同一のもの)の着心地を『安心感』,『軽快感』、『清涼感』,『ストレス』の4感性で定量的に評価した.更に,本結果を用いてストループ試験のスコアと感性出力の相関係数を求めることより,各感性とスコアとの相互関係を定量定的に検討した.
2009-02-21

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