Classification Imageを用いた顔情報処理における個人差の検討(顔とコミュニケーション)
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概要
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正答率や閾値を指標とする従来の研究手法では,例えば,顔画像が提示され個人弁別課題が与え,目と口のどちらを手がかりとして重みづけているかというように非常に大まかな顔情報処理ストラテジーを示すことしかできなかった.これに対して,Classification image法を使えば,非常に詳細に分析することが可能となる.すなわち,顔のどの部分にどれくらい強く処理ウェイトをおくか,を画像ピクセル単位で明らかにすることができる.本研究では,このClassification image法の利点を用いて,顔情報処理の個人差を調べた.その結果,定型発達者と自閉症者との間の差異を示しただけでなく,定型発達者の中であっても処理ストラテジーには大きな違いがあること(例えば,ある人は両目の情報,別の人は左目の一部だけを用いて人物弁別を行っていること)を明らかにした.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2008-10-04
著者
-
永井 聖剛
産業技術総合研究所
-
Sekuler Allison
McMaster University
-
熊田 孝恒
産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門
-
熊田 孝恒
産業技術総合研究所
-
永井 聖剛
産業技術総合研究所人間福祉医工学研究部門
-
Bennett Patrick
Department Of Psychology Neuroscience & Behaviour Mcmaster University
-
Rutherford M.
Department Of Psychology Neuroscience & Behaviour Mcmaster University
-
Sekuler Allison
Department of Psychology, Neuroscience & Behaviour, McMaster University
-
Sekuler Allison
Department Of Psychology Neuroscience & Behaviour Mcmaster University
-
熊田 孝恒
産業技術総合研
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