刺激反応適合性課題においてみられた潜在的なRubber hand effects(テーマセッション「手」,「手」,「マルチモーダル感覚知覚&統合とその応用」及び一般)

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概要

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視覚刺激に対するキー押し反応には、異種感覚モダリティーからの情報に基づく視空間-反応マップの生成が関わっている。マップの生成には、視覚刺激表象、手の視覚表象、手の自己受容感覚表象など、複数の表象が関与すると考えられる。しかし、これら関連表象がどのようにマップの生成に影響を及ぼしているかは分かっていない。本研究では、マップの生成に対する手の視覚表象の影響を、刺激反応適合性課題を用いて調べた。手の視覚表象の影響は、ダミー手を用いて操作した。その結果、課題施行時に自己の手ではなくダミー手が見えている条件下において、反応の遅延が観察された。これは、視空間-反応マップの生成時にダミー手からの視覚表象が形成され、これが課題の処理に潜在的に影響した可能性が示唆された。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-11-12

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