自閉症を疑われて22か月時に来談した男児に関する5年間のフォローアップ研究

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概要

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自閉症やその他の発達上の問題をもつ子どもたちの早期スクリーニングは、早期からの介入を可能にし、それによって早期からの指導計画作成や家族支援の提供につながることが期待される。しかし、幼児期早期に自閉症を疑われたりその診断を受けた子どもたちの中には、小学校就学前までに自閉症の症状が消失し、その後、定型的な発達を示したり、あるいは他の診断を受けたりする子どもも少数ではあるが見られる。本研究では、1歳10か月時に自閉症を疑われて来談した男児1名について報告する。来談後1年間は本児と母親に対する相談を行い、その後、7歳4か月までフォローアップを行った。その結果、本児の自閉症状は4歳までに消失し、小学校の通常学級に就学し、そこで若干の特別な支援を受けることとなった。本児が示した症状、発達の経過、相談活動とフォローアップについて考察する。
障害科学学会の論文
2008-03-25

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