肺コクシジオイデス症5例の臨床的検討

元データ 2009-01-15

概要

稀な輸入真菌症であるが,近年報告例が増加傾向にある肺コクシジオイデス症を約2年間に5例経験したので報告する.全例男性,年齢27〜65歳.5例中3例はカリフォルニア州に約1ヵ月,1例はアリゾナ州に約2週間,1例はネバダ州,ユタ州に約2週間滞在した.全例が健診で胸部異常陰影を指摘され当院を受診した.CTでは4例が胸膜に接する境界明瞭な孤立性の充実性結節であり,1例はいくつかの境界明瞭な充実性結節が融合していた.5例中4例は胸腔鏡下肺部分切除,1例は開胸S6区域切除を行い,病理所見より肺コクシジオイデス症と診断した.検体の取り扱いに注意を要するため,渡航歴,症状,画像所見より術前に本症の可能性を考慮することが重要と思われる.

著者

河野 匡 虎の門病院呼吸器センター外科
吉屋 智晴 虎の門病院呼吸器センター外科
河野 匡 東京大学医学部呼吸器外科
一瀬 淳二 虎の門病院 呼吸器センター外科
河野 匡 虎の門病院 呼吸器センター外科
一瀬 淳二 虎の門病院呼吸器センター外科
文 敏景 虎の門病院 呼吸器センター外科
文 敏景 (財)癌研究会有明病院呼吸器センター
河野 匡 東京虎ノ門病院呼吸器外科
河野 匡 虎の門病院 呼吸器外科
文 敏景 癌研究会有明病院
吉屋 智晴 虎の門病院 呼吸器センター外科
文敏 景 虎の門病院

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