胸腔鏡下手術にて診断し得た縦隔発生限局型 Castleman 病 (plasma cell type)

元データ 2009-07-15 特定非営利活動法人 日本呼吸器外科学会

概要

症例は55歳,女性.2003年頃より全身倦怠感が出現し持続するも原因不明であった.2005年当院人間ドックの採血でCRP上昇を指摘され精査するも異常は認めなかった.その後外来で経過観察されていたが,全身倦怠感の増悪を認め,2006年精査加療目的で入院となった.入院後の胸部CTで剣状突起後面に1.5cm大の小腫瘤を認めた.このため,診断目的で3port systemによる胸腔鏡下手術を施行した.前胸壁,心臓,横隔膜に囲まれた領域の脂肪織を一塊にして摘出した.術後病理はCastleman病:plasma cell typeの診断であり,脂肪織内に同様の組織像を呈するリンパ節が多数含まれていた.限局性のCastleman病における切除に関しては,リンパ節腫脹の有無に関らず,周囲リンパ節に同様の組織所見を認めることがあるため,術中病理診断による病変範囲の決定,また部位によっては,系統的リンパ節郭清を施行することが術後の再発防止の観点から重要と考える.

著者

河野 匡 虎の門病院呼吸器センター外科
藤森 賢 虎の門病院呼吸器センター外科
吉屋 智晴 虎の門病院呼吸器センター外科
河野 匡 東京大学医学部呼吸器外科
一瀬 淳二 虎の門病院 呼吸器センター外科
河野 匡 虎の門病院 呼吸器センター外科
一瀬 淳二 虎の門病院呼吸器センター外科
文 敏景 虎の門病院 呼吸器センター外科
武市 悠 虎の門病院 呼吸器センター外科
藤森 賢 虎の門病院(共済) 呼吸器センター外科
藤森 賢 虎ノ門病院呼吸器センター外科
河野 匡 東京虎ノ門病院呼吸器外科
河野 匡 虎の門病院 呼吸器外科
文 敏景 癌研究会有明病院
吉屋 智晴 虎の門病院 呼吸器センター外科
藤森 賢 虎の門病院 呼吸器センター外科
文敏 景 虎の門病院
文 敏景 がん研有明病院呼吸器外科

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