戦後当初の岩手県における知的障害教育課程と実践
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概要
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我が国における戦後知的障害教育が生活主義教育で徹底の一途を辿っていた1950年代を主な対象時期区分として、岩手県における知的障害教育課程と実践の動向を検討した。その結果、この時期には岩手県においても、全国の動向と呼応しながら生活主義教育の徹底が図られたが、同時に生活主義教育の視点からの教育内容分析・整理作業による教育課程研究も並行して取り組まれた。この成果は後の知的障害養護学校学習指導要領の資料ともされた。岩手県において生活主義教育と教育課程研究が並行して行われ得たのは、生活主義教育に徹することと、同県における特殊学級設置の母胎であった促進学級的経営に根拠を置く教科の内容指導への関心の継続が並立していたためであることを指摘した。
- 植草学園大学の論文
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