口腔機能向上のための訓練法(第2回公開講座,2007年度明倫短期大学公開講座)
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概要
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介護保険制度の改定では,"新予防給付"が新設され「運動器の機能向上」,「栄養改善」,「口腔機能向上」が掲げられた.新予防給付における「口腔機能向上」サービスは,要支援該当者の中から口腔機能が低下しているおそれがある者を対象(特定高齢者)に行われる.この要支援者が介護予防のためのサービスを利用する場合,地域包括支援センターにおいてアセスメント調査を実施する,その結果,口腔機能の異常がチェックされた場合には,事業所職員等が利用者本人や家族の希望を聴きながら,利用者の状態に応じた口腔機能向上に関するケアプランを作成する.その後,事業所において歯科衛生士,看護師,言語聴覚士等らのサービスが提供される.事業所においてサービスを利用する要支援者には,明るく会話を楽しみ,ときには好奇心の持てる内容のサービスを提供することが,対象者の積極的な参加や介護予防の効果が上がり,QOLを高める.そこで,前者の講演内容に沿った口腔機能向上の訓練法の一部を紹介する.
著者
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