2.1-1 中国の高等教育におけるIT利用 : ネット教育学院の創設を中心に(2.1 日中韓共同研究 : 東アジア連携構想に向けて(1999-2001),2. 共同研究成果報告,多文化共生社会における国際遠隔教育交流に関わる諸課題 : 共同研究成果・公開研究会実施報告書)
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概要
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インターネットを中心とする中国の情報通信ネットワーク環境の開発は、1990年から本格的に進められ、7年間で、中国公用計算機ネットワーク(CHINANET)、中国教育科研計算機ネットワーク(CERNET)、中国科学技術ネットワーク(CSTNET)、中国公用経済情報通信ネットワーク(CHINAGBN金橋情報ネットワーク)の4大ネットワークを中心とする全国ネットワーク環境が整備された。1999年から現代遠隔教育プロジェクトが教育政策の一環として推進され、2001年夏には、48の重点大学にネット教育学院が設置された。伝統的大学をバックとするネット教育学院は学生募集、カリキュラムの編成、教育方法、資格・学位の授与権限が教育部から与えられている。21世紀の知識経済社会において、IT利用のネット大学は中国の高等教育の大衆化、オープン型生涯学習システム、職業訓練システムの構築などの政策的課題解決への高い期待が寄せられていると同時に、大きな挑戦と試練にも直面している。
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