色彩調和研究において実施される色覚検査の選定と手続きについての一提案(その2) : 検査の実施とインフォームド・コンセント

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概要

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本稿のその1では,色彩調和の実験的研究において使用される適切な色覚検査法を選定するために,現行の色覚検査法を展望した。そして,石原式色覚検査表が妥当性,信頼性,実用性などの諸側面から総合的に適していると判断された。その2では,検査における倫理的問題,とくにインフォームド・コンセントについて議論する。そして,検査実施の告知,検査の目的と概要の説明,同意の得かた,検査結果の報告などを含むインフォームド・コンセントの過程について,1つの例を提示する。さらに,検査におけるラポールの形成の問題や,「色覚異常」という呼称から生じるバイアスの問題についても議論する。
日本色彩学会の論文
2006-06-01

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