子育て支援に大学が果たす役割 : 「どんぐり広場」の実践と利用者の意識調査を通して
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概要
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本研究は、大学教育が子育て支援に果たせる役割について検討した。そこでは、子育て支援の国・行政レベルによる体制化というマクロレベルからの確立と、各地域性・独自性を考慮に入れた、利用者により適合的な実行というミクロレベルによる確立が目指される必要性を論じた。そして、「どんぐり広場」の実践と利用者54名に対する意識調査から、利用者の特徴、広場に対する印象、普段の子育ての様子、子育て支援の現状などについて、幾つかの子育てに関する具体的項目の回答から検討した。その結果より、広場内外の環境整備の確立、情報提供法の再考、専門家による子育て支援・相談の必要性が明らかとなった。今後は、より多くの利用者データから、縦断的視点により利用者の意識変化や利用者の意識を変動させる要因について、因果関係を検討していく必要性が明らかとなった。
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