川崎市内医療施設で働く看護職員の学習ニーズと本学が果たす役割
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概要
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川崎市内医療施設で働く看護職員の学習ニーズを知り、本学の果たす役割を考察する目的で、川崎市看護協会員を対象に調査した。4101名に調査用紙を配布し、2466名から回答があった(回収率:60.1%)。その結果、「専門看護技術」「感染予防」「コミュニケーション」「医療安全」「業務改善」「病態生理」などについての学習ニーズが高かった。また、設定した学習項目30項目すべてに学習ニーズがあった。学習環境として、「自己の休日」「平日勤務時間以降」「土曜日」に「1時間〜半日」程度の時間「川崎駅周辺」や「勤務地への出張」での希望が多かった。学習ニーズを支援するための本学役割として、本学が生涯学習施設としての機能を発揮して、集団の学習ニーズへの支援をしていくこと、特定の施設や特定の小集団に対してその研修・学習内容に応じて出張個別支援を行うこと、看護教育施設としての更なる施設設備の活用や人的資源の活用方法を検討することが考えられた。
- 川崎市立看護短期大学の論文
- 2008-03-31
著者
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