部首に着目した漢字認識とキャラクタスポッティングへの応用(テーマセッション7,文字・文書の認識・理解)
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概要
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本稿では,部首に着目した漢字認識を目的とし,部首領域の切り出し手法を提案する.また,切り出した部首領域の情報をもとにして,指定文字を抽出するキャラクタスポッティングへの応用を試みる.部首候補領域の切り出しでは,文字パターンを線形に分割する.部首領域再決定処理では,漢字の構造に応じて再び部首候補領域を切り出し,各候補領域における認識誤差より部首領域を再決定する.最後に,各部首領域における認識誤差よりキャラクタスポッティングへの応用を試みた.手書き漢字データベース「ETL9B」に存在する3036字種×200パターンを対象とし,偏と旁で構成される指定漢字72字種においてスポッティング実験を行った.その結果,平均96.28%の正解率が得られた.
- 2008-02-14
著者
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