Cell BEによる粒子法の並列化(アプリケーション高速化,「ハイパフォーマンスコンピューティングとアーキテクチャの評価」に関する北海道ワークショップ(HOKKE-2008))
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概要
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粒子ベースシミュレーションの一つであるSPH(Smoothed Particle Hydrodynamics)法は,気体や液体だけでなく剛体の表現に関する研究もなされている手法である.しかし,大規模なシミュレーションでは粒子の相互作用の計算に膨大な時間がかかる.Cell Broadband Engine(Cell BE)プロセッサはマルチメディアデータに対する高速な演算を目的として設計されたプロセッサである.その高い演算性能は科学技術計算への利用も期待されている.本論文ではCell BEプロセッサで動作するSPH法プログラムを作成し,プログラムの多くを占める近傍探索処理の並列化を行った.その結果,6SPEで最大で約2倍の速度向上を示した.また,Cell BEプロセッサ上での倍精度の除算を含む計算の高速化が困難である点を示した.
- 2008-03-05
著者
-
今村 俊幸
電気通信大学
-
赤木 正慶
電気通信大学大学院電気通信学研究科情報工学専攻
-
今村 俊幸
電気通信大学電気通信学部情報工学科|crest Jst
-
今村 俊幸
電気通信大学情報理工学部:crest (jst)
-
今村 俊幸
理化学研究所計算科学研究機構|crest(jst)
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