最重度精神薄弱児の大きさの対応に関する研究
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概要
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実験Iにおいては対応させることによって大きさの認知過程を調べてみたが、小さな段階を踏み形成されていくことが明らかにされた。その段階は被験者側の刺激量に依存する率が高く、統計的にも裏付けられた。系統間では刺激量よりも刺激の並べ方や、問題内容などにより差が生じ、刺激内では刺激の総体が関係した。刺激の大きさや対比率は低い段階では影響するが、高い段階になるにつれ影響しなくなっていく。そこで実験IIにおいて実験Iで得た段階に基づき訓練することが効果的であるか調べてみた。その結果、小さな段階を踏む方が訓練効果は上がるし、訓練後対応できるようになった状態が実験Iの結果と同じ傾向を示した。ただその具体的指導方法については本実験では触れていないので今後更に調査する必要がある。
- 日本特殊教育学会の論文
- 1979-06-15
著者
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