87(P-91) アボカド(Persea americana)由来の肝障害抑制物質(ポスター発表の部)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
In the course of screening for liver injury preventing activity of 22 fruits, we found strong activity of avocado. We describe the isolation, structure determination, and biological activity of the liver injury preventing substances from the fruit Lyophilized materials were extracted with hexane. The hexane extract was chromatographed on a silica gel column followed by HPLC using an ODS column, giving five compounds 1-5. FAB-MS (positive) of 1 showed the [M+H]^+ ion at m/z 351. Its ^<13>C-NMR and DEPT experiment exhibited the presence of a carbonyl group (δ189.2), 4 double bonds (δ126.3, 127.8, 128.3, 129.2, 129.8, 130.3, 144.8, 148.7), 11 methylene groups, and a methyl one (δ14.09). Finally, the structure of the compound was determined by the interpretation of HMBC spectrum and its EI-MS fragmentation. Compounds 2 and 3 have been already isolated as an antifungal substance and/or radical scavengers. Elucidation of the structures of compounds 4 and 5 is now in progress. In vivo assay was done as follows. After direct administration of each compound (100mg/kg weight) into rats' stomachs by using catheters, liver injury was induced by treatment of the rats with D-GalN. All the compounds suppressed the increase of ALT and AST activity in the serum of the rats.
- 天然有機化合物討論会の論文
- 2000-10-01
著者
関連論文
- 1Jp15 白色腐朽菌の産生するリグニン分解酵素によるアフラトキシンB_1の分解(環境浄化・修復・保全技術,一般講演)
- P-29 スギヒラタケ食中毒事件の化学的解明(ポスター発表の部)
- キノコの安全性:スギヒラタケ中毒
- 70(P-27) カキシメジ(Tricholoma ustale)の毒について(ポスター発表の部)
- 51 ヤマブシタケ(Hericium erinaceum)の産生する神経成長因子(NGF)合成促進物質(口頭発表の部)
- 76. ウキクサ類の花芽誘導物質によるキノコ(タモギタケ)の子実体誘導効果
- キノコの機能性研究の現状--体験談から化学・科学へ
- キノコの機能性研究の最先端(痴呆症軽減、コレステロール低下、肝障害抑制…など、生体調節機能を紹介) (特集 キノコの健康情報)
- キノコが産生する生体機能調節物質
- キノコは特異な骨格と機能をもつ生体調節物質の宝庫 ニューロトロフィンファミリーの合成を促進するシアタン類
- 神経成長因子の合成を促すキノコの2次代謝産物
- 87(P-91) アボカド(Persea americana)由来の肝障害抑制物質(ポスター発表の部)
- キノコ由来の細胞機能調節物質
- クロレラの糖質に関する研究(第9報) : クロレラの血糖降下作用物質について
- 制癌性多糖類に関する研究(第12報) : 二三の薬用キノコのβ-D-グルカン及びキチン質の抗腫瘍活性について
- 制癌性多糖類に関する研究(第11報) : マイタケ(舞茸)の繊維質多糖の分画、ホルモリーシスおよび抗腫瘍活性について
- リノール酸代謝に及ぼす食餌タンパク質レベルおよびメチオニンの影響〔含 議論〕 (第164回必須アミノ酸研究協議会)
- 5-50 ナタネ粕に含まれるたんぱく質のチャ花粉管生長効果(5. 植物の無機栄養および養分吸収)
- 9.有機質肥料に含まれるチャ花粉管生長活性物質とその生理作用 (第25回大会研究発表抄録)
- 9 有機質肥料に含まれるチャ花粉管生長活性物質とその生理作用
- P-15 ヤマブシタケ(Hericium erinaceum)から得られた小胞体ストレスによる細胞死阻害物質(ポスター発表の部)
- タケノコ由来のレクチンについて
- 緑茶テアニンの肝障害抑制作用〔含 議論〕 (第161回必須アミノ酸研究協議会)
- 69.コムラサキシメジ(Lepista sordida)と芝の共生に関する化学的解明(口頭発表)
- P-53 コムラサキシメジ(Lepista sordida)と芝の共生に関する化学的解明(ポスター発表の部)
- P-15 メシマコブ菌糸体熱水画分の抗アレルギー作用についての検討(免疫・アレルギー,一般演題ポスター,第24回和漢医薬学会大会 和漢薬の複雑さ-経験知と科学知-)
- 409 メシマコブ菌糸体熱水画分の抗アレルギー作用についての検討(動物モデル9,一般演題(口演),第56回日本アレルギー学会秋季学術大会)
- LPS肝炎時の肝臓遊離アミノ酸の動態と含硫アミノ酸の肝炎抑制効果 (第167回必須アミノ酸研究協議会(平成13年3月22日東京大学))
- ホウロクタケ(Daedaela dickinsii)の子実体からのコラゲナーゼ阻害物質 : 有機化学・天然物化学
- ホウロクタケ(Daedalea dickinsii)子実体からのコラゲナーゼ阻害物質 : 有機化学・天然物化学
- エリタデニンによる血漿ホスファチジルコリン分子種組成の変化と血漿コレステロール濃度との関係 : 動物
- 血漿および肝臓ホスファチジルコリンの脂肪酸組成と分子種組成に及ぼすエリタデニンの影響 : 動物
- P-49 茶樹茸(Agrocybe chaxingu)由来の破骨細胞形成阻害物質(ポスター発表の部)
- 未熟モウソウチク(タケノコ)由来のレクチンについて : 物理化学・分析化学
- シシトウ水抽出物中に含まれるタイトジャンクション調節因子 : 食品
- テングタケ(Amanita pantherina)由来のレクチンの単離と諸性質 : 生体高分子・脂質
- 複合糖質オリゴ糖単位の酵素合成 : N-アセチルラクトサミン及びそのアナログを含むオリゴ4糖 : 糖鎖工学,有機化学,天然物化学
- オリゴ糖を側鎖に持つ分子認識プローブの構築 : 糖鎖工学
- 複合糖質オリゴ糖単位の酵素合成 : N-アセチルグルコサミニル転移による3糖単位酵素合成の位置選択的制御 : 糖鎖工学
- 複合糖質オリゴ糖単位の酵素合成 : ラクト-N-トリオースII単位合成における位置選択的制御 : 糖鎖工学,有機化学,天然物化学
- シイクワシャー(Citrus depressa)果汁の肝障害抑制作用
- アボカド由来の肝障害抑制物質
- キノコの機能性物質研究の現状
- キノコが造り出す生体調節機能物質 (特集/食品機能研究の最新動向)
- 食品の機能性に関する化学的研究の現状
- 食用キノコ中の調理によって失活する弱毒成分に関する化学的研究
- レクチン (キノコ類からの生物活性物質の開発と利用)
- フェアリーリングの化学 : フェアリー(妖精)の正体解明と農業への応用
- キノコからの生体機能分子の探索 (特集/期待される生体機能分子の実用化)
- キトオリゴ糖を側鎖に持つ高分子体の合成とレクチンとの相互作用
- P-62 スギヒラタケ食中毒事件の化学的解明(ポスター発表の部)
- P-54 スギヒラタケ(Pleurocybella porrigens)中の毒性物質の探索(ポスター発表の部)
- 13 コムラサキシメジ由来のフェアリーリング惹起物質がイネの収量に及ぼす影響(中部支部講演会,2012年度各支部会)