関東地方平野部におけるススキを主体とした二次草地の過去と現在の種組成の比較(平成19年度日本造園学会全国大会研究発表論文集(25))
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概要
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Semi-natural grassland maintained by traditional agricultural practices like mowing and burning has been widely decreased due to urban development and abandonment for more than 50 years, causing the loss of habitats of many native grassland species. In this study, we aimed to evaluate the vegetation of Miscanthus sinensis grassland currently remaining in the eastern part of the Kanto Plain by comparing it to the vegetation of the past extracted from data on regional flora compiled in the 1970s and 1980s. As a result, it became clear that the vegetation of the remaining Miscanthus sinensis grassland established on former arable or reclaimed lands was totally different from the species composition of past semi-natural grassland. Miscanthus sinensis grassland still maintained by agricultural practices remains on the steep slopes between uplands and lowlands where there are paddy fields located at the bottom of the narrow valley called ‘Yatsu’. This vegetation, however, was also significantly different to that of the past, lacking many native perennials selected as indicator species for past semi-natural grassland.
- 社団法人日本造園学会の論文
- 2007-03-30
著者
-
武内 和彦
東京大学大学院農学生命科学研究科生圏システム学専攻
-
武内 和彦
国際連合大学
-
大黒 俊哉
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
楠本 良延
農環研
-
井手 任
農業環境技術研究所生物環境安全部
-
楠本 良延
農業環境技術研究所生物環境安全部
-
山本 勝利
農業環境技術研
-
井手 任
農林水産省農業環境技術研究所
-
小柳 知代
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
小柳 知代
独立行政法人 農業環境技術研究所
-
井手 任
農林水産省農林水産技術会議事務局
-
山本 勝利
独立行政法人 農業環境技術研究所
-
武内 和彦
東京大学大学院農学生命科学研究科
-
小柳 知代
(独)農業環境技術研究所
-
大黒 俊哉
東京大学大学院 農学生命科学研究科
-
大黒 俊哉
東京大学
-
楠本 良延
農業環境技術研究所
-
小柳 知代
農環研:(現)早稲田大
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