ドイツにおける農村集落計画と生態系の保全・創造
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概要
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ドイツの農村整備においては、多機能空間としての整備が進むなかで生態系の保全・創造がとくに重要な位置をてきた。その背景には,農地、集落、生態系にかかわる計画制度の密接な連携と、農業生産の抑制に伴って農村整主目的が環境保全へと移行したことがあげられる。農村での生態系の保全・創造は、ビオトープとその結合システムの確保を通じて行われることが多い。ある農村では、ビオトープ結合図を農村集落計画の基礎に置き、集落内部での態系の保全・創造を図っている。そこでは緑地整備計画が大きな役割を果たしていた。日本の農村整備においても生態系の保全・創造は大きな課題であるが、明確な計画方法論がないことが問題である。In the integrated rural planning in Germany, conservation and creation of ecosystem have become more important, with the progress of rural development aiming to create multi-functional space. The authors point out two causes for this trend. One is the close connection of planning system related to agricultural land, settlement and ecosystem. The other is the change in the major objective of the rural development planning from improvement of agricultural productivity to environmental conservation. The ecosystem in rural area is often conserved and created by forming biotopes and their network system. A rural village conserved and created the ecosystem inside the settlement, based on a biotope network plan. "GrUnordnungsplan" played an important role in this case. Although to conserve and create ecosystem is one of the largest task in the integrated rural planning in Japan, it is a serious problem that we have no definite planning method.
- 社団法人環境情報科学センター,東京大学大学院農学生命科学研究科の論文
- 1998-11-16
著者
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