チェンソー作業者の自覚症状に関する多変量解析
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概要
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This study was conducted to evaluate the relationship between the prevalence of subjective symptoms in workers using vibrating tools and the duration of chain saw operation and to examine whether the symptoms were relevant to factors other than the usage of vibrating tools. The statistical model of multivariate analysis was adapted to analyze individual data on the subjective symptoms of 317 chain saw operators. The obtained results were as follows: 1. In analysis of covariance, age-adjusted operating year in workers with peripheral circulatory, peripheral neurological and musculoskeletal disturbances was significantly longer than that without such disturbances. For these disturbances, partial regression coefficients of operating year were significantly high in multiple regression analysis. These results show that these disturbances and age-adjusted operating year are mutually closely related. 2. Multiple regression analysis showed that the partial regression coefficients of both operating year and age were low for nine symptoms, i.e. dulling sense of touch, joint pain, headache, dizziness and/or tinnitus, profuse sweating, discomfort of stomach, palpitation and/or dyspnea, hearing disturbance and lumbago. These results suggest that such symptoms were not related to either age or chain saw operation. 3. The results of principal component analysis were visualized in three-dimensional space in order to evaluate the relationships among the symptoms. The analysis showed that peripheral circulatory and neurological disturbances appeared independently and that general symptoms such as easy fatigability, headache, forgetfulness, vertigo and/or tinnitus, easy irritability, sleep disorder, profuse sweating, discomfort of stomach, palpitation and/or dyspnea, shoulder stiffness, hearing disturbance and lumbago consisted of four independent groups. Each group has no relationship with duration of chain saw operation. This suggests other harmful factors of the groups play a role in the prevalence of the symptoms.
- 社団法人日本産業衛生学会の論文
- 1991-09-20
著者
-
三浦 克之
金沢医科大学公衆衛生学
-
中村 裕之
金沢大医公衛
-
長瀬 博文
金沢大学医学部公衆衛生
-
中村 裕之
金沢大学医学部公衆衛生
-
中村 秀喜
金沢大医公衛
-
長瀬 博文
富山県衛生研究所 環境保健部
-
野原 聖一
金沢大医公衛
-
中村 秀喜
金沢大学医学部公衆衛生学教室
-
野原 聖一
金沢大学医学部公衆衛生学教室
-
大西 孝司
石川県保環センター
-
三浦 克之
金沢大医公衛
-
三浦 克之
金沢大学医学部公衆衛生学教室
-
大西 孝司
金沢大学医学部公衆衛生学教室
-
中村 裕之
高知大 医 環境医学
-
長瀬 博文
金沢大 医
-
大西 孝司
金沢大医
-
Nakamura Hiroyuki
Department Of Public Health School Of Medicine Faculty Of Medicine Kanazawa University
-
中村 秀喜
金沢大学医学部公衆衛生学
-
野原 聖一
金沢大学医学部公衆衛生学
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