交流眼電図式視線入力インタフェースにおける眼球斜め方向移動を利用した入力画面仕様の検討

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概要

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我々は、ヘッドマウントディスプレイと交流増幅眼電図を用いた視線入力インタフェースを提案した。このインタフェースは、安価に構築できるだけでなく、使用者の頭部拘束を回避できる。本研究において、我々は選択肢数を増やすために垂直ではなく斜め方向の眼球移動を用いた新しい入力画面仕様を提案した。この実現のためには、垂直方向における視線移動量を算出するための解析手法を確立しなければならない。しかしながら、垂直方向における眼電図には雑音がのりやすいために、眼球移動によって生じた信号と何らかの原因で生じた雑音とを区別する必要がある。そこで我々は新しい解析手法も提案した。この手法では、垂直方向における視線移動量が、垂直方向における眼電図だけで算出されるのではなく、水平方向における眼電図を利用することによって算出される。その結果、従来のインタフェースに比べて選択肢数を倍増させることに成功した。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-11-29

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