フレキシブルスタンパで作製した多chフィルム導波路へのPMTコネクタ実装(光機能性有機材料・デバイス,光非線形現象,一般)

概要

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ハイエンドルータ・サーバや携帯電話応用等、データ伝送にフレキシブル光配線を用いた光インタコネクションの研究が活発に行われている。光配線には低価格性や多機能性からポリマフィルム導波路の適用が想定されている。本研究ではポリマ光導波路の簡易な導波路作製法としてフレキシブルスタンパ法を用いて導波路を作製し、さらに光配線板応用を狙ってPMTコネクタ実装を行った。その結果、作製したフィルム導波路の伝搬損失は波長850nmで0.06dB/cmと小さいことを確認した。また、多chとした場合でも挿入損失のばらつきは±0.2dB以下となり、良好な結果を得た。また、PMTコネクタを実装した場合の挿入損失は1.5〜1.9dBと小さく、光配線板応用の基本特性を有することを明らかにした。さらに、高密度光配線を狙い、導波路の特徴のひとつである狭ピッチ化に対応したピッチ変換導波路を作製した。その結果、曲げパタンや狭ピッチパタンにおいても良好な転写特性を有し、本法が簡易な導波路作製法として有効であることを明らかにした。
社団法人電子情報通信学会の論文
2007-11-09