RFプラズマ堆積法により作製した有機薄膜の電気的特性・光学的特性(薄膜プロセス・材料,一般)
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概要
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RFプラズマCVD法を用いて、プロパンとナフタレンを原料モノマーとして、単体膜(naph膜とprop膜)と混合膜(naph-prop膜)を作製した。プロパンを輸送ガスとし、40℃〜120℃のナフタレンの温度で混合膜を作製した。120℃の膜以外の全膜の光学吸収端は3.5〜3.8eVであった。PL測定では、全サンプルは可視域の幅広い発光を示した。赤外吸収スペクトルでは、芳香族C-H面外変角振動、芳香族C-H伸縮振動と芳香族C=C伸縮振動がnaph膜とnaph-prop膜の中に含まれていることを確認した。また、脂肪族C-H_n伸縮振動が全サンプルに含まれていることも確認した。今回作製したnaph-prop膜の導電率は10^<-9>〜10^<-7>S/cmとなり、単体膜(naph膜とprop膜)と比べてきわめて大きい値になった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2007-11-09
著者
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田中 久仁彦
長岡技術科学大学
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打木 久雄
長岡技術科学大学
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打木 久雄
長岡技術科学大学電気電子情報工学専攻
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田中 久仁彦
長岡技術科学大学電気電子情報工学専攻
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イブラヒム テンクー
長岡技術科学大学電気電子情報工学専攻
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