子どもの人間関係の育ちと教師の関わり方についての一考察 : 入園当初の3歳児を中心に
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概要
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3歳児A男・B子・C男の入園当初から一学期間の行動観察記録を中心に、子どもの人間関係の育ちと教師の関わりについて考察した結果、子どもの人間関係の育ちには、まず教師との信頼関係が重要なポイントと考えられる。そのことで、子どもの気持ちが安定し、子どもは他者を意識し始め、友だちと遊ぶことは楽しいという気持ちを味わい、自分から友だちと関わって遊ぶようになると考えられる。教師の関わりとしては、まず、教師は子ども一人ひとりのペースに合わせて1対1で子どもと一緒に園生活を過ごすことが重要なポイントであると考えられる。そして、子どもの気持ちを受けとめたり、友だちの仲立ちをしたり、友だちと関わっている様子を見守ったりしながら援助することが大切であると考えられる。さらに、どの子どもも集団の中でよい点が印象づけられるよう配慮することも必要であると思われる。
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