子どもの心の育ちと保育者のかかわり(2) : 1歳児の自然とのかかわりを中心に
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概要
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自然とかかわっている場面での1歳児Y男とN子の一年間の行動観察記録を中心に考察した結果,1歳児Y男とN子の心の育ちは,興味関心はあるが触ることができなかった小動物を持ったり追いかけて捕ろうとしたり,小動物や飼育動物に自分から餌やりをしたり,独占欲がまだ強いものの保育者に注意されると友達と共有しようとし,友達を誘ったり誘われたりしていっしょに野菜や飼育動物にかかわったり,名称を正確に発音することができるようになり,自然に対する自分の感動や思いを自己中心的な表現ではあるが言葉で表現できるようになったことと考えられる。子どもの心の育ちへの保育者のかかわりとしては,先の研究^<1)>と同様に,"環境構成"と"いっしょに自然とかかわる"という保育者自身が子どもの生活を誘導することが重要なポイントになることが指摘できるのではないかと考えられる。また,"環境構成"についても"いっしょに自然とかかわる"ことについても年齢差(O歳児と1歳児)によって違いが窺える。
- 新見公立短期大学の論文
- 2002-12-25
著者
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