奈良女子高等師範学校附属幼稚園の保育の実際(3) : 大正元年度貮組保育日誌を中心に
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概要
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大正元年度奈良女子高等師範学校附属幼椎園の保育の内容としては、入園(開園)当初の11月は躾に重きをおきながら躾方と保育4課目を中心に、12月以降は保育4課目(遊戯、唱歌、談話、手技)を中心に各課目の個々の事項の充実に重点をおきながら、教師が中心となって画一的に指導されていた様子がうかがわれる。とりわけ、保育4課目の中でも手技に重きが置かれていたようである。東京女子高等師範学校附属幼稚園のように、自由遊びは保育の内容として位置づけられるほどには重要視されていなかったようであるが、課せられた事項の中での子どもの自由(自己活動)を尊重していた様子がうかがわれる。
- 新見公立短期大学の論文
- 2005-12-25
著者
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