オリーブ(Olea europea Linn.)中の揮発成分の分析
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概要
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オリーブ(Olea europea Linn.)2品種(Lucca種およびMission種)の葉,花および中果皮+外果皮の揮発成分の構成並びに量をガスクロマトグラフィーおよびガスクロマトグラフ-マススペクトロメトリーで研究した。2つの品種の揮発成分中に,既にオリーブ中で検出された27成分を含め56成分を同定した。3-ビニルピリジン,メチルビニルピリジン並びにcis-jasmoneを含めた29成分はオリーブより初めて同定された。2つの品種の定性的,定量的差異を検討した。Lucca種中果皮+外果皮でヘキサナールとtrans-2-ヘキサナールが高濃度に存在することが特徴であった。また,Lucca種,Mission種とも花に多種の直鎖状炭化水素が特徴的に存在した。
- 1988-06-30
著者
-
杉沢 博
香川大学農学部生物資源科学科
-
鍋田 憲助
帯広畜産大学農産化学科林産化学究室
-
松尾 敏正
香川大学食品学科食品化学研究室
-
杉沢 博
香川大学食品学科食品化学研究室
-
鍋田 憲助
帯広畜産大学農産化学科
-
鍋田 憲助
帯広畜産大学・畜産学部
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